冨澤式「股関節の痛み」施術基準

股関節痛の分類

 あなたの股関節の状態はどうなっていますか?

 

「痛み=疼痛」と「関節の動きの悪さ=拘縮」で導き出す最適な施術方法が大事といいましたが、どのように分類すればよいか?

 

痛みはどの分類でも起こります。だから疼痛除去の施術法はどの分類にも適用です。しかし拘縮は程度があり軽度・中等度・重度で分類する必要があります。

 

  • 拘縮軽度:股関節正常可動域(屈曲・外転:外旋・内転:内旋・伸展)はある。
  • 拘縮中等度:股関節正常可動域がない。重度と違い片脚づつ動かせるが関節が固まり動く範囲が少ない。脚を曲げても腰が反ることが少なく腰が反らない。
  • 拘縮重度:股関節正常可動域がない。脚自体が閉じれない、股関節を曲げようとすると腰(骨盤)も反る。片脚を曲げると反対の脚も曲がる。

 

※レントゲンなどでみる骨変形の度合と一致しません。変形は末期と言われも動きがある方もいます。痛みについても同じです。

 

病院ではどのように分類されているか?

 

変形性股関節症は一次性・二次性があります。

  • 一次性股関節症:原因が明らかでないものをいい、欧米ではほとんどがこのタイプです。
  • 二次性股関節症:先天性股関節脱臼や※臼蓋形成不全、外傷や感染症などに続発するものです。

日本は、臼蓋形成不全や先天性股関節脱臼に起因する二次性股関節症が大半で、多くは女性です。

 

変形性股関節症は、関節軟骨の摩耗や変性から進み、関節の変形が進む病気。軟骨の摩耗・変性は、性別・肥満・人種・加齢、遺伝などの素因があり、労働や運動・外傷などの力学的負荷が起因で発生します。

 

軟骨細胞の代謝障害が起き、軟骨の破壊が進行するとともに、滑膜炎が起きて関節に水がたまったり骨破壊も起こる。

 

前股関節症→初期→進行期→末期へと進行します。

※臼蓋形成不全(股関節の屋根の作りが浅い)

 

 

角度 可動域画像

 屈曲125度

伸展15度

 

外転45度

内転20度

内旋45度

外旋45度

徒手筋力テスト法(Manual Muscle Testing)評価

 

①大腿四頭筋

②腸腰筋

③中殿筋

④大殿筋

⑤大腿二頭筋(ハムストリングス)

⑥内転筋?

 

検査結果は数値、またはアルファベットによって量的に表現される。基本的には以下の6段階である。

 

ただし、検査項目によって個別に規定されている場合もあるので注意が必要である。

 

また、+(プラス)や-(マイナス)などの記号を用いて、段階間の筋力を判定する場合もある。

 

5(Normal):運動範囲全体に渡って動かすことができ、最大の徒手抵抗に抗して最終運動域を保持できる。

 

4(Good):運動範囲全体に渡って動かすことができ、中等度~強度の徒手抵抗に抗して最終運動域を保持できる。

 

3(Fair):運動範囲全体に渡って動かすことができるが、徒手抵抗には抗することができない。

 

2(Poor):重力の影響を除いた肢位でなら、運動範囲全体、または一部に渡って動かすことができる。

 

1(Trace):筋収縮が目に見える、または触知できるが、関節運動はおこらない。

 

0(Zero):筋収縮・関節運動は全くおこらない。

 

 

痛みレベル10段階評価

体重・栄養・ストレス