慢性炎症を引き起こす糖化とは?

活性酸素を発生させて炎症や老化を引き起こす酸化は酸素によって細胞がサビる状態を言います。
もう一つ活性酸素を発生させて炎症や老化の原因とされている「糖化」はブドウ糖と蛋白質が体温の熱で結合して焦げた状態になることです。(AGE:終末糖化産物)
※メイラード反応とも言う
ホットケーキを焼いたときに表面がこんがり焦げた美味しそうな匂いがするのが糖化です。
体内で起こる糖化は、血糖値が上がる30分~1時間ぐらいで起こると言われています。
このAGEは一度作られると、なかなか体外へ排出されない物質です。身体の様々な組織を壊して老化の原因となる。血管・臓器・筋肉・骨などに危害を加え悪影響を与える。
- 骨に蓄積・・・変形、骨粗しょう症
- 血管・・・動脈硬化
- 腎臓・・・腎症
- 皮ふ・・・シミ、シワ
AGE(終末糖化産物)は体内で生産される場合と、体外から食べることで蓄積されます。
AGE(終末糖化産物)は高温で調理すればするほど増加します。基本的に「生」が一番少なく、「茹でる」「蒸す」「焼く」「揚げる」の順に増えていきます。
AGE(終末糖化産物)の多い食品
ワッフル、パンケーキ、ポテトチップス、フライドポテト・・・・
食品から摂取したAGE(終末糖化産物)は消化時に分解されますが、ごくわずか体内に残るとされています。ごくわずかと言っても、毎日積み重なると結構な量になるため、糖質を過剰に取るのはやめましょう。