股関節の痛み 施術期間中の注意事項
治りにくいには理由がある。
治りにくい(施術効果が出にくい)方に共通する背景があります。
睡眠不足
痛くて眠れないと聞きますが、体の疲れが強く出ているときは、交感神経が優位にあり神経が高ぶるなど、必要以上に痛みを感じます。体を休めるためにも、ぬるいお風呂にゆっくり入り、リラックスして布団に入りましょう。
冷たいもをよく飲む(食べる)
冷たいものは、おなか周りを冷やすため血流が悪くなります。疲労の抜けにくく痛みの増大にもつながり治りにくくします。暖かいものを摂るように心がけてください。
ストレス
職場仕事・家庭内での精神的ストレスは必要以上に痛みを強く感じて、イライラなど禁物です。肉体精神の両方を疲労させて治癒力も働きません。そんな時はぬるいお風呂にゆっくり入り早く寝ることが解決策です。
暴飲暴食
体重は股関節の痛みの増大に大きく関わっていいます。体重が3㌔増えるだけでも股関節にかかる負担は大きいです。体重管理には十分気を付けてください。
栄養不足
筋肉を付けるにはたんぱく質が必要で、股関節の痛い方は極度に痩せている方も多いです。大腿部の筋肉が痩せて股関節を支える力もないと、良い治療をしていても効果は出にくいです。できるだけバランスよく食事をとり栄養面も気を付けてください。
いろいろな情報に惑わされる
テレビ雑誌など色々な情報が飛び交っています。私が行っていることは最小限必要なこと、そして効果的なことを考えて、個々の状態に合わせた方法を指導しています。治りにく方は、教えたこと以外に色々行い集中力がないようです。色々なことを行うより少ないことを集中して入念に行うことが早く治す道です。一点集中(股関節を治すに集中)
ネガティブ
股関節の痛みの方には、少し良くなっても「まだここが痛い、今度はここが痛い」と良くなったところを喜ばないで痛いところ探しを懸命にしている方がいます。そんな方は治りが遅いです。逆に歩くのが楽になった。階段が楽に上がれるなど良くなったところを喜ぶ方は治りが早いようです。
治したい思いが少ない方
治したいと口で言っていても、行動は逆なことをしている方がいます。指導した運動を適当に行い回数・時間を目安に行う方は治りにくい。やはり効果を出すことが目的で「やればいい」ではなく「効果が出るまでやり続ける」気持ちがほしいです。思いは叶う。
効果を出すコツがつかめていない
一生懸命行っていても効果が出ないのはやり方が間違っています。コツは「ここの筋肉をほぐすぞ」とイメージしながら行うこと、イメージしながら行うと体が目的達成するために動き始めます。コツも次第につかめてきて効果も上がります。イメージがない方は「ただやっている」など形だけで効果を出すに至りません。イメージが大事です。時間・回数でなく「効いた」まで行うこと。
工夫がない
例えば腿をも揉むときに揉みにくい形で行っても効果が出ません。自分で「どうすれば揉みやすくなるか」を考えて工夫してほしい。「できない・できない」とこねてても前には進まないため、「ほぐすぞ」と強い思いを持ち行うことで意外と良いヒントが生まれてきます。人生すべてにおいて同じです。
靴の問題
意外と靴の問題は大きく、この靴を履いて歩いた日は股関節が痛くなるなど観察することも必要です。少しでも股関節の痛みを引き起こす原因を除去できれば治りも早くなります。観察力も必要です。
体重と股関節の痛みについて
股関節に限らず、膝関節や足関節にも同じようなことが言えます。体重3㎏増えただけでも関節に負担が相当かかります。3㎏の肉は意外とすごいですよ。治療・手術の前に体重を減らすことも検討してください。