股関節に関節に水が溜まる

股関節に水が溜まると言われることがあります。

 

関節液の役割は関節内の栄養補給と骨と骨の衝撃や摩擦を和らげる役割があります。

 

関節液は関節包の内側にある滑膜から作られたり吸収され常に新しい関節液によって満たされています。関節液は関節内に栄養を運ぶ媒体で、軟骨は関節液をスポンジのように吸収しています。

 

良く膝関節に水が溜まり抜く方がいいますね。関節液(滑液)は普通でも5mlはありますが、炎症など起こると60mlも増えたりもするようです。

 

関節液は淡黄色透明です。関節内で損傷があると血腫といって血が混じります。

 

関節液は抜いても、水が溜まる原因(炎症など)が改善されないと、また溜ってきます。

 

これを癖と言っていますが、原因がなくなれば水はたまらないため癖になることはありません。(滑膜に炎症が起こると関節液の産生と吸収のバランスが乱れることで水が溜まります。)関節液が薄まる=水

 

関節液が増えると、関節包は伸ばされて膨れていきます。すると重だるい、はばったい、ズーンとするなど感じてきます。

 

関節包は靭帯と共に関節を安定させる役割があるため伸ばされると関節の安定性がなくなります。(不安定になるため股関節が頼りなく感じます。中にはカクッと抜ける感じなど表現する方もいます)

 

関節液は粘々している液で滑走性を高めていますが、炎症などで関節液が増えると薄まりすべりが悪くなり摩擦が増えます。(軟骨の摩耗が進行)

 

当施設では以下のことを目的に対応します。

 

骨盤と大腿骨頭の位置を調整する。

関節液が溜まり関節包が伸びて関節の不安定性が生じた関節を安定させる。

関節液が必要以上に増えないように原因となる炎症を引かす。

繰り返さないように上記の項目を維持できるようにセルフケアを指導します。

水が溜まっている時期の運動はお薦めしていません。

 

筋肉を付けた方がいいためと、ウォーキングや筋トレは悪化の原因になりますので注意しましょう。

 

病状により関節液の性状などが違います。

 

〇非炎症性(変形性関節症等)

軟骨の摩耗細片による刺激や機械的な圧迫・牽引力が滑膜に負担では、黄色透明で粘りのある液が貯留 。

 

〇炎症性(関節リウマチ、痛風等)

異常免疫反応や結晶が沈着するため炎症が起こり、にごった粘調度の低い液が貯る。(熱感あり)

 

〇化膿性

細菌感染で膝の発赤・熱感・発熱が起こる。関節液は不透明で緑がかっていて粘度が低い。

 

〇血性(外傷、血友病等)

関節内骨折・出血性素因を有する人は微小な外傷でも出血し、関節液に血が混ざります。

 

※出血性素因:何らかの原因で止血機序が破綻し、出血が抑制できない状態のこと